2018/3/3

サブリースの問題が多く表面化してきました。

私は数多く、物件を持ち込み金融機関と交渉してきましたが、サブリースがあると審査に有利だとよく言われました。

理由は、毎月の家賃収入が安定し貸し手として安心だから・・・

言っていることはよくわかります(笑)

その神話が崩れ始めてきています。

今後、さらに問題がでてくるでしょう。

サブリースにはメリットもあるし、デメリットもあるということを充分に考慮しなければなりません。

もちろん、資金はこちらで調達をして、あとの経営は外部委託してしまうので、あまり不動産経営に自信がない人でも始め易いという側面もあります。

毎月の収入もサブリース会社からの家賃保証があるので、安定していますが、家賃収入は保証料などが差し引かれているので、最大化はできないですよね。

修繕費やメンテナンス料など結構高かったりします。

入居者ももちろん選ぶことは出来ない。

それらも含めて委託しているので、しかたない部分はありますが・・・

しかし裏を返せば、入居が安定するエリアであったり、新築であればサブリースは、ほぼいらないというのが私の意見です。

需要と供給のバランスがとれていて、適正家賃であればサブリース会社と同等の動きを管理会社がしてくれます。

したがってサブリースは必要ない。

30年間借り上げると書いてあっても、一方的にサブリース会社から家賃減額を求められ、訴訟になるケースも多々あります。

トラブルやデメリットも全て把握したうえで取り組む姿勢が必要です。

サブリースを補助的なシステムと考え、自身で運営できるだけのスキルを身につけていかないと、不動産賃貸経営は危険な投資になってしまいます。

もちろん、サブリース会社選びも吟味して選んでいかないと、大きなリスクを背負うことになりますね。

サブリースを使うにしても、万が一契約解除されても自身で運営できるだけのスキルもつけておかないといけない時代です。

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